2026-01-13古賀
止まらない事が価値
年始から世界情勢のニュースが重なって、「今年はちょっと荒れそうだな」と感じた。アメリカがベネズエラに強硬な姿勢を見せたと受け取れる動きもあって、世界経済の先行きがますます読みにくい。
ベネズエラの件は、石油利権だけでは終わらない。麻薬ルート、外交の駆け引き、軍事的な圧力。力を使うことが、現実的な選択肢として普通に出てくる時代に入った。
力を見せることで、別の地域や交渉相手にも圧をかける。軍事、経済、外交をまとめて動かす。そんな振る舞いが、例外ではなくなっている。
この流れの先にあるのが、グローバル経済からブロック経済へのシフトだ。中国のレアメタル規制もそこにつながる。日本は中国への依存が大きい。平時には効率的でも、いざとなれば一気にリスクになる。
これは国だけの話じゃない。企業も同じで、一社や一地域、特定の取引先に頼り切るのは危ない。調達先、販路、パートナーを分散させるのは、遠回りに見えて生存確率を上げる戦略だ。
そしてこれは、ITやインフラの世界でも同じ。サーバーまわりでは見えない戦争が進み、今年はWAFをはじめセキュリティ対策の話が増えてきた。コストを削るより、「止まらないこと」が価値になる時代だ。このあたりは、経営層の意識が明らかに変わってきているのを感じる。
世界の前提が変わっている以上、システムも運用も、考え方ごと更新しないといけない。