2025-09-18古賀
自動運転
海外では自動運転タクシーがすでに当たり前のように走っています。アプリで呼んで、無人の車が迎えに来る。料金も安く、快適で、利用者にとっては特別なものではなく「日常の移動手段」になっています。
一方で日本はというと、まだ実証実験の段階にとどまっていて、一般の人が気軽に乗れる環境は整っていません。自動車といえば日本のお家芸だったはずなのに、気がつけば海外の動向をニュースで眺めるだけの立場になっているのは、なんとも残念な状況です。
理由を挙げれば、法律の整備が遅いとか、業界の利権が強いとか、社会全体が「万が一の事故」に過敏だとか、いろいろ出てきます。もちろん安全は大事ですが、守りに入っている間に世界はどんどん先に進んでしまったというのが正直なところでしょう。
日本は「デジタル後進国」と言われ、AIの分野でも遅れをとっているのが現実です。それでも悲観ばかりしても仕方ありません。技術や人材はまだ残っているし、現場の力だって健在です。スピード感と決断力さえ取り戻せば、ここから復活できる可能性は十分にあるはずです。
自動運転もAIも、諦めるにはまだ早い。むしろ「ここからもう一度やれる国」だと示せるかどうかが、日本にとっての大きな勝負どころだと思います。